永遠などないとわかってる

それでもまだ願ってしまうのは

手越くん退所会見~AVALANCHE出版まで

退所をしてほどなく会見をすることになったとき、今は何してるんだろう一体どんな風貌なんだろう今の気持ちはどうなんだろうって祈るようにスタンバイしていた。そしたら
顔が美しい、、
顔が美しい、、
それだけで胸がいっぱいに。泣きたくなるほどお顔が美しくてあんまり話が入ってこなかったけど、某SNSは初めてだから、の発言には古参オタクが一斉に突っ込んだと思われw そしてまた顔が美しいね、、のループに入り、世界的に有名なアニメ映画の新作発表会みたいなファンタジーさも加わって、気付けばえ?こんなに時間経ってたの?長っ!って印象の会見だった。美しさは正義って感じだった会見だし、舞台裏の動画も含めて、わたしの中ではこの時が手越くんのピークだった。
その後に程なくしてオプレでも配信が始まったんだけど、毛穴レスだし生春巻食べちゃってるし女子~!って最初はうきうき見てたんだけど、今もつきあいのある後輩の名前を無神経にあっさり出しちゃった時には、先輩のあなたが気をつかわないでどーするの!もう事務所から退所したんだから、事務所にいる後輩のこともっと考えなきゃだめじゃん!って怒りと心配をしたんだけど。この時の「他人の名前を気軽に出しちゃう」ことが、後々こんなにも影響与えることになるなんて。

その後しばらくはYouTubeも楽しく見てたんだけど、次第に何か違うな、わたしが好きだったのは話題性だけで勝負する人じゃないんだけどなって違和感ばかり増えていった。カラオケで歌ってくれてた時も、やっぱり歌がうまいな~とは思ったけど、琴線に触れる今までのような感動までは生まれなかった。喉の調子が悪いからってその場で言ってたけど、今までなら隠し通しても気付かなかったり、後からメンバーが教えてくれるって感じだったのに、すぐ言い訳をするのが意外だなーって感じだった。だったら、喉の調子が良くなってからでいいのに。そんなところにファンはスピード感求めてないと思う。
その後、YouTubeがほんとに話題だけで視聴数稼ぎたいのかな?って印象のが続いて、そんなこと別に知りたくもないんだけど、マーケティングとかブランディングとかどうなってるんだろって心配になってきた。Amazonでは煽るキャッチコピーが並ぶフォトエッセイ本が売り出されてた。暴露本的な紹介文にこれ本人がオフィシャルに出してるの?って疑問と心配が増えても公式なアナウンスは何もなく…。こういう時こそスピード感を生かしてほしいよって思ってたらAmazonから商品が消えてた。それから暫くして出版します会見やりますのお知らせ。え?ほんとだったんだ、、つかこれ各方面に大丈夫なやつなの?これほんとにファンが望んでると思ってるのかな、、って思いながら購入したのだけど。
結論から言うと、読んでもスーパーポジティブにはなれなかった。今までどれだけ事務所と3人のメンバーの多大なる優しさと努力によって、本人を守って、本人の持っている才能をより輝かせていたのかがよくわかった。それが痛いほどわかったからそこは読んでよかったな。
ファンやメンバーに向けて四字熟語を披露していたけど、一番伝えたかったのは「円満退所」の四字熟語の気もした。
アイドルとしての手越祐也が好きだったから、プラベなんて別にどうでもよかったんだよ。ステージやテレビ等で輝いていてくれれば雑音なんてあらあらやんちゃだな~くらいだったのに。一方的に名前を出された方の迷惑とかも考えられない年齢でもない気がするのに残念。
一番ショックだったのは、事務所にいた頃は絶対に他人のことを悪く言わないところも人間としてすごく尊敬できる部分だったのに、その認識も変わってしまったこと。
あと、さっきも後輩の名前を出すのは避けてほしいって書いたけど、わたしはデビューできた時期が最善の時期だと思ってた。カウコンでデビュー前の彼らのパフォーマンスを見て、その完成度の高さとドーム中を自分たちのグループの空気に変えてしまったのは、2組とも「デビュー前だよね…?」って鳥肌が立ったくらいに衝撃を受けた。だから、テレビで見てもパフォーマンスを見たりする度にかっこいいな~って安心して楽しめてる。スーツを着こなしてかっこいいパフォーマンスをしたり、大人でないとできないパフォーマンスを見せてもらえるのも、若いうちのデビューだけではないな~って思った人間なので、そういう意見もあることを知ってほしい。素人の意見だけど。
SNSの暴力についても書いてあったけど、本を出版することでの文章の暴力には気付かなかったのかな。名前を出されたその他の後輩のファンとかまで傷ついてないのかな、、
その後、謝罪をしていたので相当量の意見がきたのかなと想像できるのだけれど。これからは経営者であり30過ぎの大人だし、頭がいいからもう同じことは繰り返さないと思うので心配いらないかな。もう自分自身で守るしかいないのもよくわかっていると思うし、他の活動を見ていると志はすごく高い人だと思うし。
仕事をしていく上でのスピード感を重要にしていたけれど、事務所はこの未曾有の状況で医療支援やオンラインライブの開催をすぐに実行に移してくれた。すごく救われたしエンターテイメントの素晴らしさを実感した。今後また緊急時が迫った時には手越くんは対応できるのか少し不安に思うこともある。
今までは色々と話題になっても、「大きな事務所にいるのに規格外だし奔放だからおもしろい」でおさまっていたけれど、これからは経営者なのでそれももう通用しないのかなと思ってます。「それでもこんな僕についてきてくれるファンは絶対幸せにします」って言ってくれたけれど、わたしのように今まで応援してたけど戸惑ってるファンはこの本で更にふるいにかけられてしまったのかなって気がしてる。だから幸福感を感じられないのかな。わたしみたいに不満を言う人間が1万いてもドームいっぱいの5万のファンが自分にはいると書いてあった通り、ひとりでいつかまたドームに立って歌えるといいね。それが最後の願いです。