永遠などないとわかってる

それでもまだ願ってしまうのは

つれづれなるままにKAGUYA

KAGUYAで連続17作1位獲得おめでとう!!そして新年おめでとうございます。今年何回更新するのかわかりませんが(長文を書く一種のリハビリと化してます)よろしくお願い申し上げます。
新年から新曲リリースなんてほんとに嬉しい。美しい4人を新春から拝めるっていう幸せもかみしめて。そして何よりいつかは撮っていただきたいと願っていた蜷川実花さんにMVとジャケ写を撮影していただけたっていうこれ以上ない期待感と期待を遥かに超えた出来上がりだったKAGUYAについてざっくりのんびりした勝手なひとりごとを。

まずKAGUYAの楽曲のコンセプトを知ってかぐや姫竹取物語の?ゆうやがかぐや姫設定?て混乱から始まり。ジャケ写公開にはその妖艶で華やかで美しい芸術作品を眺めてるような興奮もあり。しかしあの華やかで色鮮やかな背景に負けてない、むしろ際立ってるNEWSってなんなの…美しすぎる。当たり前のように色っぽく着こなしてるあの黒×赤の衣装も普通の殿方ならどらごんぼーるみたいなコスプレでしかないと思うのよ。
WSで解禁されてたMVの短いシーンでもNEWS担、いや全ての女性(男性も含まれると思うんだけど)を虜にする威力があったのですが。全編見て、竹取物語で富士山に帝が持って行かせた不死の薬は今ここにあったのか…と言いたいくらいの内容でした。まずはMVの感想から。
御簾が上がって4人が見える…ってところから始まるのですが、御簾だよ?御簾が上がっちゃうのよ? 源氏物語で夕霧が紫の上を目にして切ない恋心を抱いたり、源氏が藤壺に道ならぬ行為をしちゃったりした秘めたる恋も御簾が上がった(か自分で御簾を上げたか)からなのよ(イメージは全てあさきゆめみしより)。本来なら御簾の向こうは見えてはいけないはずなのに、KAGUYAの御簾が上がり彼らを見てしまった我々も恋のSAGAが始まります。ゆうやのことは後で語るとして、とにかくこのMVのますださんのラスボス感たるや。WS解禁の時はパーカーのフードが見えずにスタンドカラーっぽく見えたから、衣冠束帯に見えちゃってその雰囲気からも竹取物語の帝にしか見えなかった…。そんでMVを観てると陥る
水の中のますだのサブリミナル効果な…
他のシーンでもどうしても蜷川さんの「見つけちゃった感」を勝手な憶測で感じてしまうのですが。撮影現場でますださんの男の色気を即座に見つけちゃって萌えポイントという萌えポイントを的確に挟み込んでくださった結果というか。特に水の中のイケない(逆かしら。紛らわしいw)表情が脳裏に残ってしかたないのですが。わたしが活動休止中にNEWSに堕ちて初めて行った復活コンのPumpkinに腰を抜かしたあの感覚に「見つけちゃった感」は近いものがあるんじゃと勝手に思ってしまいましたが。その「見つけちゃった感」が本当に素晴らしすぎて、ジャケ写通常盤では少し物欲しげな母性本能をくすぐるますださんの表情から、初回Bの男を匂わす表情までも我々を攻めてくれます。そしてやんごとない帝はがっちりガードして素肌を我々下々の者には全く見せてくれないところも完璧なのであります。

シゲアキ先生は小説といいこのMVといい「切なさ」を表現することに長けていると思います。未来シアターでゆうやにあげたプレゼントを見た瞬間にペラフィネの江戸切子って分かったのたけど、シゲに失礼だからわたしはお値段は伏せますが、ゆうやの好みとか趣味も考慮した上でさらっとこんな素敵なものを贈るってほんとにかっこいい!って絶叫しそうになりました。世の女性なら堕ちるだろうけど、KAGUYA(にしか見えないゆうや)は感謝以上の念を抱かず恋は成就しなかったのですね。とつい勘違いしてしまうのですが。胸を焦がすような恋心を秘めた切なさと凛とした美しさが印象的なシゲアキ先生でした。更にさくらんで恋に死んでいった木村佳乃さんが着ていた緑の着物も切なさを象徴しているようでよくお似合いでした。
小山さんは最近「キャスターを脱いでアイドルを着る」などと言ってましたが、何をおっしゃる!あなたの本業は正真正銘アイドルです!!って言いたいくらい攻めていました。その鍛えた身体と堂々とした大人の男性の視線には、毎日目にしているキャスターの小山さんはどこにもいませんでした。ただ、「これは女の子なんだって。それにキスするんだって」と、傘を手に実践していたときはそんなに無邪気に手の内バラしていいの?って驚くほど素直すぎるコメントにキャスターが垣間見えましたが。
そしてゆうやね。月の満ち欠けのようにくるくる変わる表情と仕草。KAGUYAに恋している男性でもあり(他のメンバーと違うところは恋の駆け引きすら楽しんでるようなところ)世の男性をその美貌で虜にするKAGUYAでもあり…。蜷川さんの世界そのままの中で生き生きと動くゆうやには何の言葉で表現したらいいか、その言葉を探せないんだけど(単に語彙力不足なせいもあるけど)。でも、蜷川さんの何かを動かしていればいいなあと。形に残るものが出来たらいいなあと。ついそう欲張りたくなるほどのKAGUYAの中のゆうやでした。つかさ、

こんな表情されたらどんな無理難題を言われても絶対自分のものにしたいと思うわな…
楽曲ですが、サイバーでスペイシーとか言われても???なあたくしだけど。琴や近未来的な音の中に艶めく歌声がすごく印象的なラブソングだって思うのと同時に、古語や言葉の美しさも耳に残るなあ。って思ったら竹取物語ってSFだものね。楽曲もぶれてないのね。Aメロの古語の部分は竹取物語にモチーフがあるのはもうご存知だと思うけど

1番歌詞:今は昔 かぐやの姫と(いふものありけり) 三月ばかり よきほどとなる(大人になりぬれば)
原文:今は昔 竹取の翁といふものありけり。三月ばかりになるほどに よきほどなる人になりぬれば

2番歌詞:姫の家に 入りて見れば(きよらにていたる)これならむと おもひて とらへて(のがさじとすとて)
原文:かぐや姫の家に入り給ふて見給ふに 光満ちてけうらにていたる人あり。これならむと思して逃げて入る袖を捕へ給へば(中略)「許さじとす」

と、原作を壊すことなく綺麗にまとめられてて感動。全てがフィクションのような状況の中で、KAGUYAへの恋心だけがノンフィクションて伝わる歌声にも感動。そんでLooking for my princess って歌うのが帝のますださん(違)てのも完璧すぎ。とにかく現代の竹取物語は美しい4人の殿方と更に美しいかぐや姫(兼任)の贅沢なほどの作品に仕上がっております。
でね、物語の中にしかいないんじゃないかってくらいの美しいNEWSの4人は実際にいるのねって実感できるツアーが春から始まるんですってよ奥様!目の前で歌って踊る4人が一番素敵なので楽しみ。非日常の空間なのに、夢よりも美しくて優しい現実を経験させてもらえるNEWSのライブこそノンフィクションで、最高のSAGAだと思うのです。
♡おまけ
無機質な都会を走るKAGUYAトラックの艶やかさが印象的。加工はしてません(と言うよりできないw