永遠などないとわかってる

それでもまだ願ってしまうのは

誰キス 試写会

昨日行って来ました! とにかくミライくん大好き!!! 以下、ネタバレも含みます。
てごさんのミライくんは、ほんとにハマリ役だと思った。普通、記憶なくして心細く病室のベッドにいる時に、いきなりカメラ片手に早口で入ってきて、度肝を抜くジャケット着てて、そのジャケット着てる理由を「〜に対する反抗さ!」って椅子くるくるされたら、あんた誰?状態で警戒して、「疲れるから出てって」って言いたくなると思うんだけど、「この人は私の側にいてくれる」「頼ってもいいんだ」って思わせる雰囲気があるの。記憶をなくしたナオミにとっては初対面のミライくんだけど、心を許して、最初はミライもナオミの足元の椅子に座ってたんだけど、すぐにナオミの横でiphoneを扱いながら音楽を聴かせてあげてるし。このシーン、ズムサタでも見たのだけど、並んでるふたりが可愛いし、iphoneもミライらしいし(てごさんのこの時の手も好き)期待以上だった。
てごさんは、確かに、セリフ回しとかすごく上手い訳ではないのだけど、演技派って言われる人が器用にミライくんを演じたとしても、てごさんみたいに「ちょいダサめのおたくで」「皮肉屋でもあるのに」「可愛くて」「すぐに心をあずけられて」「まだまだ青いところもあるけど」「まるごと愛せて」「いつも優しく見守ってくれる」雰囲気までは出せないと思うの。これって演技云々じゃなくて「演じてる人本人に備わってる空気感」だと思うからさ。だから、監督はよくてごさんのこの雰囲気を見抜いてキャスティングしたなーって感心した。てごさんOTKの私も新発見の魅力だったよ。だからいたずらしても、許されちゃうところもあるのかな。
だってさ、ミライはエースやユウジの悪口も平気でナオミに言うし、やきもちは分かりやすいくらいに焼くし・・の男だよ。でもてごさんが演じてると、そんなイヤな部分も、自分の感情に正直な少し不器用で可愛い子、になるんだよ。正直すぎて、ユウジにうつつを抜かしてイヤーブックをけなしたナオミと言い争いになって「ミライなんて大嫌い!」って言われた時に、「ボクだって大・・!」しか言えないのw 好きだからw あーーもうほんとまるごとミライくん好き。

ストーリーもね、シネカノンから東映に変わって、タイトルも変わっちゃった時は、もしかして少女漫画チックか80年代のアイドル映画みたくなっちゃうのかなーって思ったんだけど杞憂だった。アイフレームが効果的ですごくいい! イヤーブックっていう重要なツールとの絡みにもなってるんだけど。映画って巻き戻せないけど、アイフレームは過去の「そのとき」を映し出してくれるし、リアルタイムの「画面に見えない登場人物の動き」まで分かる。アイフレームで素敵♪って思ったのは、ナオミのカメラレンズにミライが写ってて、手を差し出してるアイフレームが映ると、ミライはナオミをエスコートするために手を差し伸べてて、台から下ろしてあげる、っていう本編のフィルムに繋がってるの。最初の場面からすごく印象的で、劇場予告(最初の方)の雰囲気の「CUTEでPOPなラブストーリー」がアメリカンスクールで繰り広げられてるって感じ。シネカノン的な日常の中の心情を丹念に(でもここではPOPに)描いてるのが残ってる。ただ、バイクのシーンの合成がちゃちくて「ここで80年代アイドル映画かぁ・・!*1」って笑っちゃったw あとさ、「顔の見えない誰かとのキス」がフラッシュバックされるって言うから、何回も見れるのかーーってうきうきしてたら、フラッシュバックは500円玉w なんでw
 
ズムサタで知った、アリス役のエマ・ロバーツジュリア・ロバーツの姪だから美人で雰囲気あるし。Kyleeちゃんも、監督が歌声に惚れて急遽ウィニーにキャスティングしたって聞いた時は、そんなに急にキャスティングできる役だったっけ?って心配だったけど、メイク薄いからジャケ写よりずっと外人ぽくて、そんなに可愛いわけでないウィニーにぴったりだった。アントンもすごい俳優さんなので、この映画って何気に豪華なキャスティングなんだけど、エースがどうしても「茶目っ気のある松岡しゅーぞー」に見えてしまった・・・

まきちゃんのナオミは、エースやユウジといる時より、ミライくんと並んでいる時が一番可愛い。テンポのいい掛け合いもいいし、自分を自然にさらし出せる相手と一緒の時の女の子ってこんなに可愛いんだなって感じ。てか、このふたりが一緒にいるだけでものすごく可愛いオーラが出てる。まきちゃん、ちょっとほっぺたがぷっくり見える時があって、桜なんとかに似てたw やっぱりこのふたり似てる。シンクロの可愛さ。ナオミがハムレットもオフィーリアも演じてたけど、まんまてごさんがやってもいいんじゃないかって思ったもん←てか見たいw

可愛すぎて声が出そうになって口元に手をやったミライくんのツボは

  • スペイン語授業の写真を撮る時に「ウノ、ドス、トレス、ケソ(チーズ)!」って言うとこ。てご担は「殺意=321=トレス、ドス、ウノ」を思い出して笑っちゃうと思うw でもポンチョミライくんがすごく可愛い!
  • 雨の中、車から降りた最初の顔。かっこいいの! 水も滴る・・なの!! なのに何故か次の顔は見事な七三w
  • ロッカーの乱闘の罰で、黄色いてるてる坊主みたいなレインコート着て、ふたりでごみ拾いをしてる姿が可愛いいい! マジックハンドでごみを拾うところもw
  • パーティーで、ウィニーの後ろからそっと腰に手を回して写真に写るところ(素敵!ってどきっとしたけど、そういえば冬ソナロケ地にヨンさまが後ろから手を回してくれる写真ボードがあるのを思い出したw韓流と一緒てw) 
  • 雪の日に耳当てつきキャップでカメラを拭く時のどアップ顔は、可愛すぎてぶっ倒れます
  • パジャマ姿は全てが萌えのかたまり。電話してる仕草も可愛いし、車椅子萌えだし、何よりナオミとの仲が元通りになったから、すごく穏やかで優しい表情のミライくんが見れる。ベッドテーブルの高さが高いのか、腕を上げてPCのキーをちょこちょこ打ってる姿も可愛い。
  • ださニットも私は好きなんだけど。肩幅の広さがすごいよく分かるんだもんww
  • エンドロール後!!! 可愛くて会場から歓声が響いたよ。最後まで観ないと!!!

あーーーーほんとにミライくん素敵だった。てごさんの新境地であり、生まれ持ったものでもあり。ラストシーンからエンドロール流れてる時、すごく胸がいっぱいになったよ。てごさんがこの映画を経験できて本当に良かったなーーーって思った。また早く逢いに行きたいなー。まあね、ミライくんのお母さんが同世代の清水みさだったので、「アタシもてごさん(22)産めるんだ・・・」って地味に驚いたんだけどw ミライくんは高校生だったよねって考え直したら・・・フツーに産めるトシだったわーーーw でも気にしないww 何回でも逢いに行くよ!!
ぴーえす:ナオミは世田谷在住、ユウジは自由が丘、ミライくんは練馬ナンバー・・・練馬ってどこ????←足を踏み入れたことがないw

*1:マッチとかシブガキあたりでなかったっけ