永遠などないとわかってる

それでもまだ願ってしまうのは

グリーンマイル10/1公演

グリーンマイルって映画でやったあのグリーンマイルじゃないよね??って思ってたらあのグリーンマイルだった時の驚き。動揺しすぎてえ?しげちゃんがコーフィ??って一瞬考えてしまったほど。そして、あのあまりにも有名な物語がどんな舞台になるのか期待と不安と。先行販売もしてくれるっていう嬉し涙の中、購入したグッズもすごく良かったよ〜。しげちゃんの写真集かと思うようなイケシゲ満載のパンフレットと(テキストも重厚で素敵)、グリーンマイルとしげちゃんカラーにもかけたグリーンのおしゃれなブックカバー。勉強はしなかったけど(誰からも勉強しなさいと言われなかったので素直に言いつけを守ったw)本を読むのは大好きだから、好みのブックカバーは本当に嬉しい。作家でもあるしげちゃんにぴったりだし舞台を観る前からもう感動しまくり。その舞台はひとことで言って感動以外の言葉が見つからなかった。重いテーマだけれど、「舞台」の「グリーンマイル」だからこそ訴えられるものに心を打たれたし、しげちゃんの看守がものすごく魅力的だった。そして、把瑠都さんのコーフィがすごくはまり役で、グリーンマイルの世界に引き込まれたよ・・。映画になっているし、ものすごく有名だから今更ネタバレもないけど、演出とかで多少ネタバレを含む感想なので隠しますね。


観客に背を向けて凛とした姿勢で立つ看守。彼のモノローグから舞台は始まります。体(特に上半身)がものすごく大きくて立派に見えるからしげちゃんじゃないのかなって思ったら、声はしげちゃんであれ?もしかしてしげちゃんの後姿?って思ってたら、振り返る看守。
しげちゃんだ・・!!かっこいいいいいい・・・!!!
息を呑んだよね。多分会場全体が。役作りすごい・・!!米国にある死刑囚の看守主任って設定がものすごく説得力ある・・!!体型も顔(もともと平たい顔族ではないけど)もポール・エッジコムになってる・・!!!違和感なく観客を舞台にすっと入れてくれるしげちゃんすばら・・!!声もすごい通ってる・・!!
この看守主任が死刑囚に時折見せる包み込むように優しい表情とか、薬指の結婚指輪とか、立派な上半身とか(大切なことは繰り返します)、萌えポイントは色々あるんだけど、30歳になったしげ座長の風格とか余裕とか品格が役にふさわしくて本当に素敵だった。この優しさにいまわの際に触れることができた死刑囚は(冤罪で電気椅子にかけられたコーフィでさえも)幸せだったのではないかとまで思ってしまったほど。
そして、把瑠都さん演じるコーフィ!誠実すぎる心優しい大男がこれ以上ないほどハマっていて、グリーンマイルの空間に流れる風のようなものを作ってくれたような気がします。絶対にこの人は殺していない!って信じられる誠実さを出せるのってすごいと思う。メリンダのもとへ向かう車の荷台での二人のやりとりが切ないほどに優しすぎて美しすぎて泣けた。
シンプルすぎる舞台セットの中で存在感を出す電気椅子グリーンマイル。シンプルだからこそ、役者さん達の息遣いや葛藤が直に伝わり、観客も一緒に死刑制度や冤罪について悩み考え始めたように思う。コーフィの力のせいで周りの人が亡くなってもまだ生き存えているポール。無実の罪で死を迎えたコーフィ。「生」とは何か、幸せとは何か、を問われた気がしました。重いテーマだけれど、天から授かった自分の命の長さそのままに生きるというのが一番幸せなのかもしれない。それができない二人を目にしたからこそ勝手な解釈だけどそう思いました。でも、重いテーマなのに舞台で展開されると、救いや希望も感じるような余韻が残ったっていうのがこの舞台のすごさ素晴らしさなのかな・・。
「それにしたって、このグリーンマイルは長すぎる」
最後もポールのモノローグで、この言葉で幕が閉まるんだけど、この言葉を表現するしげちゃんが見事すぎて。この言葉にグリーンマイルの全てが要約されているけれど、その言葉が響くと感動の波が鳥肌が立つように押し寄せてきたよ。シゲ・ハンクスではなくて、役者加藤シゲアキの演じるポール・エッジコムが本当に魅力的でした。そして、このグリーンマイルの舞台は感動という言葉以外が見当たらないくらい素敵でした(わたしの語彙力のせいもあるにしても)。あまりに感動して原作も読んで、また舞台を思い出すっていう感動のリフレインもすばら*1
しげちゃんの表現者としての素晴らしさをまた知れた機会に恵まれたことを幸せに思います。ライブを見て思わず泣いた星の王子さまや、その世界観の圧巻さに胸を打たれたあやめ。ひとつだけの普遍的な大切なものを表したものと、多様性を表現したものと様々なしげちゃんの世界を見せてもらってきたけど*2、挑戦とも言える今回のグリーンマイルの舞台も素晴らしかった。ますますしげちゃんの表現者としての活躍に目が離せないよ・・(更にイケメンになっているところも目が離せないんだけど)  あ、しげちゃんの体が立派っていうのは*3看守服を着てもわかるがっちりした肩幅や腕の筋肉*4、途中で上着を脱いでシャツとサスペンダー姿になるところではますださん並の胸囲(この言葉の威力よ・・)、という感じでなんとなく想像できるでしょうか。このサスペンダー姿でトランプをやるんだけど、カードゲームやってますって雰囲気もすごくかっこよかったの(わたしがやるとババ抜きか七並べにしか見えないのに)。
これだけの量なのに打つのも時間かかったけどw、U R not aloneを地上波で見られたこととか、いのちのうたのあやめとか、装苑のますださんとか、書きたいことは色々あったんだけど、すごいしんどいなーなんでだろーーなんて思ってたら、貧血が進んでた・・w 標準の半分の値だったけど、注射打ってこの舞台にも元気よく行けたよ。オタ活動すばら。今度のゆうやプロデュースのプレミアムショーでもっと血の気を多くできそうな予感。

*1:舞台は原作に忠実なのね

*2:初めてのライブで見たカカオも衝撃を受けたけど

*3:大切なことは繰り返します

*4:でもこやまさんみたいなプロテイン臭はしない体←こら