永遠などないとわかってる

それでもまだ願ってしまうのは

QUARTETTOの幕が開き、そして・・〜NEWS LIVE TOUR 2016 QUARTETTO ドームオーラスと総括その2

まだまだツアーの余韻に浸る幸せな毎日ですが。アリーナ公演ではナポリあたりのオペラ座の印象だったQUARTETTOのセット、ドームだともう少し北の都市のオペラ座っていう、より洗練された印象に。アリーナでは四銃士の映像がお城だったのだけど、ナポリで見たお城に似てたから余計にそう思うのかな。ドームでは西本さんやイルミナートフィルの方々、メンバーが映って更に感激したのだけど。その他にもドームってハコの大きさだけでなく、なんだかやっぱり「特別感」を持ってるなって。まっすーがドームにこだわったわけが分かる気がした。それでもドームは「ファンに来てもらう」アリーナは「俺らが会いに行く」って言ってくれる存在であろうとしてくれるのはありがたいなあと(チケットは取りにくいんだけどね)。本当に素敵で幸せな時間と空間だったなーーー(余韻浸り中)
メンバーソロについて感想を残そうとしたら、なんだか痛いを通り越して重くて遺書みたいになってしまった・・w 結構いい年だからそれでもいいかなw

慶ちゃん

遊廓を彷彿とさせる赤いぼんぼりと着物姿のソロ。一瞬、花魁にも見えてしまう妖艶さと綺麗さでした。花魁に恋をしてしまった身分の高い男性っていう設定なのかな。ロメオに続き叶わぬ恋ばかりしてしまう慶ちゃん。上半身をためらいなく披露してくれる慶ちゃん。いやいやおモテでしょうが、って突っ込むこともできないほどの切なくて色っぽい恋の世界に浸れました。さくらんも思い描いたんで、しげちゃんも好きそうな世界だなって思ったり。ドームではぼんぼりの花道も長いから花魁道中でも始まりそうなくらいの別世界の空間にぞくっとしました。やりきれない想いをぶつけるかのようにスタンドマイクを蹴って倒れる姿が絵になるのは、スタイルの良さも勝利の一因だなーと(まあ、打掛のように着物を羽織った姿がかっこよく見える時点でスタイルの良さの勝利よね。普通の人がやったら二人羽織りに見える恐れがあるもん)。ただね、グッズのバンダナを結び目がうさ耳になるように頭に巻いて登場したのはいかがなものかと。
誰よりもかわいくなってどーする・・!
ちょっとここに座りなさいって思わず説教したくなりました。そんなことしたら、若いお嬢さんがバンダナ巻けないじゃん・・!ファンよりかわいくなっちゃったらだめでしょうが・・!ってわなわなしてたら、次の公演ではかえってうさ耳バンダナの子が増殖してた。つ、強いな・・。そうだ、NEWSファンてメンタル強いんだった・・。ファンに対して「一緒に歩いて行きましょう」ってどこまでも優しい目線のリーダー。お食事途中にホテルに帰らないように、ゆうやのテンションにもいつか慣れてください。多分、一番難しいミッションかもしれないけど・・

ジュニアくん達

ダンススキルが高く、大人ですごくスタイリッシュな空間を作り上げてくれて本当に感謝しています。スタイルもいい子ばかりの印象が。

こやしげ

チュムチュムの最初のジャンプ移動はいつからこやしげの仲の良さを表す振付になったのでしょう・・。こやまさんの腰に手をおいたり、そのしげちゃんの手にこやまさんの手を重ねたり。そして気が付くとそっと自然に寄り添っていたこやしげ。いいんです、QUARTETTOはアモーレの国の言葉だもの。こやしげが仲がいいとオタクも幸せ。人見知りだというしげちゃんの心をそんなにつかんでるこやまさん、しげちゃん曰くその「人たらしモンスター」の極意をぜひ教えていただきたい。それと、こやしげライブをするのならZeppはやめてください。プラチナどころか宝くじレベルになってしまいます。もっともっともっと広いハコでお願いします。その時はアリバイが聴きたいです。

ますださんへ

オープニングの衣装からとにかく感動したのですが。東西南北から登場した4人とそのカラーセレクトに感激したのは書いたけど、それが四神を表していたことを知った時は体中が震えました*1。方角と色だけでなくて、それぞれが司る季節が春=ますださん、夏=ゆうや、秋=しげちゃん、冬=慶ちゃんってのもぴったりで、その考えの深さに鳥肌が立つほどの感動が。4人がすごい崇高なオーラと存在感を放っていたのもそこなのかなと。そこまで考えて衣装をデザインしてくれて、NEWSが一番かっこよくかわいく見える魅せ方をわかっていてくれるますださん。今回の衣装が否定されたらもう衣装はやらないって言っていたけど、これからもずっとNEWSの衣装を担当してほしいと願います。そしてTVの音楽祭で「やっぱりNEWSの衣装が一番素敵」ってうふうふさせてください。何度も言ってるけど・・・ますださん天才・・・! それと、ドームでツアーグッズのパーカーにベージュの衣装のアクセを付けて登場した時の着こなしのかっこよさに痺れました。なんなんそのかっこよさ・・ちなみに私が着たら還暦のお祝いにしか見えませんでしたが・・
あと、今回はますださんの「声」がすごく印象的でした。パフォーマンスに於いてダンスも色気も存分に堪能させていただいたんだけど、ますださんの「声」の七変化(以上だけど)がライブの重要なスパイスになっていたように思います。例えば私の好きなWonderの間奏で甘く囁く♪wonder・・の媚薬的な効果のすごさ。その直前の♪We are Fantastic 4のオス感漂う声とのギャップの相乗効果で甘さに倒れるファン続出かと。サッカー曲のRapの色っぽい声、ソロ曲の歌声のバリエーションも聞き逃せないし、星をめざしての♪星をめざして君に導かれ の落ちサビの優しさと広がりとかはますださんだからこそだし、「Quartetto・・」の囁き声とかどれだけファンを骨抜きにするんだこの人はって感じの「声」もとにかく素敵でした。その上での「見ろ」「聴け」って言うソロのメッセージと完成度にはやっぱり目も離せない聴き逃すこともできずに無抵抗でますださんに心奪われるファン続出。キャラが定まらないってまっすーお兄さんは嘆いていたけど、衣装や演出等の才能や色々な武器、それもファンを堕とす武器ばかりを持っているから定めなくていいんじゃないかなと思います。もし定めるとしたら、そのたくさんの武器でファンの心をつかんで惑わす「愛なんてpiece of CAKE」キャラとかいかがでしょうか。なのに一貫して「ドームに連れてきてありがとう」って伝えてくれるその優しさとひたむきさがまたファンの心を揺さぶり、ファンはますださんを好きになるという無限ループに陥るのです。愛なんてpiece of CAKEですよね・・

シゲアキ先生

星の王子さまを聴いた時から、オマージュの散りばめ方の見事さから「ひとつだけ、を探して」に集約される秀逸さに泣けたのだけど。初めてライブを見た時に、しげソロでまず泣いたという事実。飛行士の格好かなー・・なんてほんのり思ってたけど、作家としてのパフォーマンスにそうか、そこかー!そこだよねー!って頭を殴られたような衝撃が。シゲアキ先生ならではの作家目線の演出が本当に素敵で、先生ならではの「星の王子さま」をつくりあげていました。空中闊歩のような振付で一瞬にして物語の中に入り込む見事さと、「大切なことは目に見えない」の部分に代表されるような、スーツを着て理知的なのにそこはかとない大人の色気が漂うパフォーマンス。イメージ通りの映像。そして物語の世界から現実に戻り、サン・テグジュペリの愛の言葉を伝えてくれるラストに至るまで、大好きな星の王子さまでした。「君なら、わかるだろう?」の問いだけはシゲアキ先生の言葉なのも何から何まで素敵でファンタジーの世界を見ていた印象でした。帰宅してサン・テグジュペリが書いたラブレター(手紙に描かれているイラストが星の王子さまと同じテイストなの)が載っている雑誌を思わず読み返したほど。シゲアキ先生が紡ぐ言葉も世界も切なさと優しさに溢れていて、「とにかく素敵だった」という言葉しか浮かばない残念なわたしの語彙力で申し訳ない・・。
あと、ファンサしてる表情がすごく可憐なのも新しい発見だったし、ポンパドールにお色直ししてきた時は在りし日のデビット・ボウイのような色気があったのも素敵でした。
名古屋ではヒカリノシズクを歌うしげちゃんがよく見えた席だったのだけど、他のメンバーが歌っている時に天を仰いでいた仕草が涙をこらえているように見えて胸が打たれました。2人を繋ぎ止めたいって思いで書き始めたって言っていた小説が ―その願いは叶わなかったけれど―、今ではドラマ化までされるほどになって、その主題歌までもNEWSが歌いシングルとして出すことができた。立派にNEWSのために還元できている仕事をしてるシゲアキ先生の表情にこちらも泣きそうになりました。そして、いつでもファンの心に響く「言葉」を投げかけてくれて感謝してます。メンバーが減ることは「もう、ねえから」って美しい恋のライブで言ってくれた言葉が、ドームでオーケストラとの星をめざしての「みんないるかい」で蘇って涙が出そうになったり、オーラスで「言いたいことはみんなもう言われたんで小山がいつも言うのを・・」って前置きするから、ファンが「嫌なことは忘れられたー?」って言うのかなって思ったところへの「浮気しないでついてこいよー!!」・・惚れちゃうじゃん!浮気なんてしないよー!!って叫びたくなるシゲアキ先生のお言葉の数々でした。
そして、「僕たち4人のNEWSはまだまだ完成してません。めっちゃ高いところ目指してがんばっていくのでこれからも応援よろしくお願いします」って言葉に、アリーナ最後の広島で願ったことを思い出して感激したのと同時に、星の王子さまの最後に伝えてくれた愛することは・・に続くサン・テグジュペリの言葉*2が“同じ峰をめざして到り着かないかぎり、僚友はないわけだ”だったのを思い出しました。この4人なら大丈夫、きっとすごく高いところに行けるってシゲアキ先生の言葉で確信できました。これからもシゲアキ先生ならではの素敵な「言葉」を届けてほしいと思います。

手越祐也

ドームではソロ曲前に名前を叫ばれ、笑い声も起きて。うわ最悪・・!って思ったのに動じることなく最初の表情ひとつでEncoreの世界に会場中を引き込んでいったその実力に鳥肌が立ちました。もちろん、その歌声で引き込まれる度合いも深くなっていって最後には響き渡る拍手。3回このツアーに入ったのだけど、どれも違う歌い方でその才能に改めて感服しました。オーラスでは広すぎる会場なのに端まで響き渡るような伸びやかなコーラスに始まり、切ないアカペラ部分とサビの感情の乗せ方の度合いが絶妙でまた新しい世界観に触れられた喜びが。Encoreのタイトル通り、何度でも聴かせてほしい歌声でした。
歌声だけでなく、パフォーマンス中の表情やファンサ中の表情、MC中の表情等、どれもきらきらして目が離せないほどの求心力。「NEWSのラブラブデートにようこそー!」だけで会場中がデート仕様に盛り上がるてごちゃんマジック。
「蹴って」っていううちわに対してなのか、ステップを踏んでからインサイドキックをする姿を目にしたんだけど、まあフォームはすごく綺麗だし笑顔はきらきらしてて(CWCの最初のポスター参照)単なるファンサのキックとは思えない真剣度完成度だったり、ちょっととんちきでかわいい魔法かけてくれたり、会場が歌うと「上手♡」って褒めてくれたり、この人は本当にファンのこと大切に思ってるんだなーってツアーの度に再確認します。ビズも歌声もパフォもファンサも完璧なのに・・完璧なのに・・なぜかちょっとおかしいところや自由奔放な(に見える)ところや手先が少しばかり不器用なところも大いなる魅力ですが、プレミアムで元メンバーから「変わったなあ」って言われてたけど、果たして変わったのか変わらざるを得なかったのか、今ではNEWSのエースとしてグループを引っ張っていってくれる存在でいてくれてすごく感謝しています。いつかたどり着くであろうてっぺんまでこのまま引っ張っていってほしい。

てごます

青いベンチを聴かせてくれたとき、すごくしんどい時期だったけれど前へ進めるように背中を押してもらった青春ツアーを思い出しました。褪せることない想い出とハーモニーに胸がいっぱいに。I・ZA・NA・I・ZU・KIのDメロの胸を打つようなふたりの歌声も、オーケストラと合わせた星をめざしてでますださんの落ちサビからのコーダで西本さんとてごますのふたりがモニターに映った時も泣きそうになるくらい素敵で、やっぱりてごますは特別なのを実感した瞬間でした。またふたりの歌声が聴ける機会を楽しみに待っています。


・・・以上、書き置きおしまい(重いw

*1:しげちゃんがシルバーだから、慶ちゃんは黒地の衣装にアクセントで使っている金なのかなって勝手に思っていたけど黒が正解でしたね。失礼しました

*2:「人間の土地」より