永遠などないとわかってる

それでもまだ願ってしまうのは

チュムチュム インディア〜♪

ドームで披露してくれた後のチュムチュムだから、また逢えたっていう高揚感でいっぱいで寂しくなるはずはもちろんないし、ドームの光景までも思い出せるっていう相乗効果。NEWSの心遣いにまたまた泣ける。華やかな絵巻物を見ているような和の世界が繰り広げられたKAGUYA、中世ヨーロッパ(わたしの解釈ですが)のダークで不安な時代をひたすらかっこよさとクールさで表現したBYAKUYA、各大陸を七色に例えた世界の平和と希望の象徴のような虹色のSEVEN COLORS・・ってひとつの物語が終わったような余韻に浸った後、最後に紡ぎ出されたのが極彩色のインドの「キス」チュムチュム・・・。なんで〆がインドなんだって疑問も挟ませなかったインパクトのチュムチュム。その時の視覚もだけど聴覚も呼び起こしてもらいつつCD聴いたりテレビ露出を楽しみにしたり。にしても、あのドームでストレスなく音や歌声を聴けたのって今考えてもすごいな。もちろんアイドルとは思えないほど生歌が上手なのもあるけど、スピーカーとか色々考えてくれてたんだろうな・・とドーム回顧。この衣装で真剣に挨拶してくれた少しおかしくてかわいいゆうやの姿までセットで思い出せる嬉しさ。ファンへの愛を閻魔様と戦ってくれるってことで表現してくれたスーパーアイドル(やっぱりネジ水道橋に置いてきてたね・・)。そして、Wアンコで披露したっていうのにすごいジャンプ力だったのも驚いた記憶のチュムチュム。
何がすごいって1小節(とアウフタクト)の♪チュムチュム インディア〜♪で完結してる世界観。と耳に残るメロディー。これって最大の武器だと思うんだけど。それにともすればパロディーになり得るところを、1.かっこよかったり印象的だったりするダンスをがっつり踊って 2.生歌もきっちり聴かせることができて 3.なによりビズが素晴らしくいい(ここも重要)ってことで完成度がものすごく高くなってるっていう奇跡。インパクトの強さも完成度の高さも追い求められるってるのが今のNEWSの強みなんだって再確認できる曲。ますださんデザインの衣装はもちろんさすがというしかないのだけど、踊ると更に素敵に見えるように計算されてるような。CDジャケットもヒンディー語のキス「CUUM(チュム)」がデザインされてるし、本当に凝ってる!
1Aの呪文ような部分をこやしげ担当にしたっていうことも、その部分の言葉をえ、何?インドの言葉?って疑問となって曲を聴くきっかけになるという点で成功していると思うのだけど。2Aは歌に長けたてごますが歌ってるから、言葉よりも歌の滑らかさや上手さが印象に残ってしまうから。その分、テレビサイズではてごますの「歌う」1Bが効果的にサビへと橋渡ししてくれてて更に印象に残るっていう(なんであんな振付けしながら歌えるんだっていう驚きも)。逆に2Bは比喩を使って唇を表現した部分をシゲちゃん、色っぽい歌詞をロメオで培った色気でこやまさんが歌っている歌割りもスバラです。
PVもすごく魅力的。インドっていうと女性ばかり印象にあるっていうのを逆手に取って、あんなイケメン達がいても何の違和感もない世界になってる。ターバン巻いてベスト着てボリュームありすぎのボトムを履いても、決してインチキ蛇使いにならないNEWSの美しさ。あんな極彩色の中でもなお際立つ美しさってなんだろう。ターバン巻いたら最年少コンビが美少女になることも今回の新たな発見。漆黒の髪と瞳を持つ異国の美少女然としたシゲちゃんと(フェルメール真珠の耳飾りの少女って自身でも言ってたし)、その美しさと仕草と目線で皇帝に気に入られおねだりしたらタージマハル級のものを生前にあっさり建ててもらっちゃうようなゆうや。メイキングでお気に入りをひとつ挙げるとすれば、最年少美少女コンビの、最年長リーダーのチュムポーズ談義。PVを撮る時、最初だから「探ってみます?」に大丈夫って言い切って「手越は本番で大丈夫だよね」ってスタッフさんにも言われた瞬間的な判断力と解釈と表現力に長けているゆうやと、小説家としての感性を持つシゲちゃんが一致したこやまさんへのダメ出しが的確でかわいくて。イントロだよ?イントロダァァクションっていうふたりの意見とゆうやのチュムポーズをわたしも支持するのだけど、テレビ露出が増える毎にこやまさんの全力で男らしいチュムポーズが、最年少ふたりの意見に寄せてきているのが少々さみしかったりするw PVもテレビもチュム顔とウインクの嵐でかわいさとかっこよさに萌えどころ満載なんだけど、この曲のキャッチコピーって
プラトニックな恋唄』
だったよね・・?! おばちゃんの時代のプラトニックとは意味が違うのかな。チュムどころかそれ以上行くのも瞬殺だろうよっていうような色気全開の手慣れた感じで攻めててもプラトニックっていうんだね・・(それも「まだ誰のものでもない」ますださんが一番色っぽくて手慣れてる感じなんだけどw) 夏だからいいんだね・・
カップリングもざっくりと。まず「日はまた昇る」から。とにかく背中を押してくれる壮大な応援歌、っていうのが初聴きの印象。NEWSの応援歌は数多くあるけれど、ツアーでこれがNEWSだ!っていうのを見せられた後だけに、もう過去と重ね合わせる必要はなくひたすらに前だけを向いているといった今までとは一線を画す印象を持ったのだけど、同じようなことを雑誌でメンバーも言っていたから、今のNEWSに一番ふさわしい応援歌なのかも。オーケストラでも映えるような曲調の壮大さに加えて、大地を踏みしめて歩いているような、あるいは鼓動のような4拍の伴奏に乗せた力強い歌声に、その歌詞が嘘偽りなく心に響く。「願いは叶うよ」というNEWSの歌声と「明日を信じて歩いていく」にただひたすら背中を押される。ライブのラストとかで歌われたら号泣間違いなしって気が。
メガロマニアは、真っ先に先輩グループのMove yourなんちゃらを思い出しちゃったのだけど。1回しか見てないのに、クールなダンスチューンていうとにかくかっこよかったパフォーマンスの記憶が強く残ってるので、NEWSならどんな世界を表現してくれるか楽しみでもある曲。
Sweet Martiniで腰が抜けっぱなしに。その大人っぽさと、もはやアイドルじゃないでしょー!!!ってレベルの歌声と。けみすとりーあたりだよねこのハーモニー聴かせるのって。これをパフォーマンスしてくれた時のことを考えると瀕死状態を覚悟してるのだけど。今回の曲で一番ライブで見たい曲。ハットとかスツールとか大好物だから使ってくれないかな・・とかメガロマニアに陥ってるので、ライブまで待てなさそうだからプレミアムとかで見せてくれないかなあ(こっそり
勿忘草とかの流れを汲むような「歌える」からこそのささぶね。5曲もあるから1曲くらい変化をつけるためにゆっくりした曲を入れた、っていう感じではないのがNEWSの強み。この曲のお気に入りポイントは、「メンバーに割り振られた歌詞の言葉がその人にぴったり」ってところなんですが。こやまさんは「ためらうことなく明日を語った」、シゲちゃんは「逃げ水 蚊遣り火 線香花火」、ますださんは「あの日の明日は落書きのままに」←「夢はいまでもまだ夢のまま」と迷ったんだけど。「あ」の段のますださんの歌声は最強だと思うので(ぼくらの空の歌い出しは神)。そしてゆうやはタイトルの「ささぶね」。1番と2番での「ささぶね」の響きが違うのも胸にくるポイント。過ぎ去ってしまった夏の切なさと切り取った風景や言葉の美しさが、「歌える」NEWSで鮮やかに思い出されるような素敵な曲。これもライブで見たいです。って見たい曲ばかりで欲張りなんだけど、それだけ素敵な曲をもらってるってファンも幸せだなと思うのです。
6人の時代にタイアップ曲のスクールボードが家の近くにあって見に行った時は感激したのだけど、数年後にボードが撤去されて。今回、チュムチュムもスクールボード広告が出るって聞いた時はもうないんだよな・・って思ったのだけど、別の場所にあったの!! 4人のチュムチュム看板は圧倒されるような感じだった。4人がひとつになった時の強さやかっこよさと自信がみなぎっているようなオーラがあって。6人の時とは違う場所にあったけれど、今はここで見られるんだなって思ったらなぜか泣きそうに。時刻のせいか、写真に撮ったら何度撮り直しても木洩れ日が後光のようにチュムチュム看板に差していて、そのかっこよさに尚更泣きそうだった。こんなにかっこいい上にやたらとクセになっちゃう中毒みたいなチュムチュムで苦手な夏も乗り切れそうだよ。