永遠などないとわかってる

それでもまだ願ってしまうのは

テゴマスの青春ツアー

美しい青春でしたねー。2年以上ぶりのライブは大人のてごますというか、1stツアーからのふたりのぶれない「歌を届ける」ってメッセージが見事なくらい心に届いたなーと。今までも届いてたんだけど、今回は「音楽を届ける」って自信も実力も素敵なくらい持ち合わせていて、何度惚れ直させるのかしらこのイケメンたちはって思いましたよ。時間も経ってるのでざっくりとした感想を。
ホールもアリーナも入ったのでまずホールから。とりあえずオープニングで泣くよね。ヒカリMV冒頭のふたりのセリフから始まり、雑踏のVTRが流れた後にふたりがセリフのサビを歌い出すって演出に。アレンジも歌い方も優しくて、おまけに生バンドの音とてごますの歌が狭いホールで共鳴して、耳だけじゃなくて身体全体に響くその音に感動して震えた。と思ったら自然に涙が出てきてたよ。てかもう涙が出てきたところのレベルじゃなくて号泣。一緒に入った友達がドン引きするくらいの号泣。生き別れの肉親に再会してもこんなに泣かないんじゃないかってくらいのレベルw 人間て感動の度合いが大きすぎると泣くしかないのね。
CDの印象が一番変わったのはキレイゴトかな。CDでもこんな歌も歌えるんだとか声がキレイだなって思ってはいたのだけど、ライブでは鈍く重く響くバンドの音の中に一筋の光って感じの綺麗すぎるふたりの声がぴんとまっすぐに響いて、その何にも揺らがないような美しさに頭を殴られたような衝撃が走ったのね。そして歌詞がはっきり頭に入ってきて更に衝撃を受けたっていうか…。きれいごとだと言われても自分の信じた道を進む歌詞とふたりの姿が重なって、バンドさんの「生きてる」音も加わってライブでこの歌の本当の意味が分かった気がしました。
ライブ最後の曲はヒカリ。歌い終えたふたりのシルエットを見守った後、今のは夢だったの?でも確かにあった夢よりも優しい現実だよね?って確認したくなるような素敵すぎる時間でした。オープニングとラストが繋がっている演出だから、本当に青春の1ページを過ごしていたような。美しくて甘くて切ない青春の1ページをそっと胸にしまって外に出たらあらっち結婚の速報に友達と腰ぬかしたのもいい思い出w
横アリではアリーナならではの演出も楽しめたけど、一番印象に残ってるのはアリーナでもてごますの届けたかった「音楽」って届くんだなってことが実感できたこと。アカペラはもちろんなんだけど、ホールで感じた「音楽を届ける」姿勢というか信念は会場が広くなってもきちんと伝わって、すごく贅沢な音と時間をプレゼントしてもらった感覚。本当にどの席でも楽しめたからすごいことだと思うし。それにしてもinnocenceのかっこよさってなんなの。ギターバトルもかっこいいしお色直し時の楽器ごとの演奏が聴ける贅沢さとますださんのフェロモンだだ漏れの殺傷力とてごしさんのキラキラプリンス具合の詰め合わせってすごすぎるだろう。青春ライブは冥土の土産にするつもりだけど、とりあえずここでしぬかと思ったよほんとに。あとすごく感動したのが月の友達のとき。ステージ近くの席だったから、バクステに行くてごますを見ないでステージを見てたらテゴマスバンドの方々がすごい盛り上げてくださってたの。きちんと演奏しながらも楽しんでる様子見たら、ああ音楽って「音」を「楽しむ」んだなあって実感できたし、こんな素敵な人たちに囲まれてるからあんなにてごますも音楽に向き合えるんだなあって感激してしまった。こんなかっこいい大人になりたい…って思ったけどバンメンさんの誰よりも大人でしたわわたくし…おほほ。
大人のてごます、ってひとことで片付けられないけど、確かにすべてを包んでくれる優しさと包容力が今までよりもふたりの歌声に感じられたから、大人のてごますって表現してもいいのかな。てごますとしての音楽への決意の集大成のようなものも感じられたほどだったけど、次のツアーでは更に成長してわたしたちに素敵な音楽と時間を届けてくれるんだろうなっていうのも確信できるし。ステージ近くで見たライブ直前の幕の向こうで、まずバンドさん達が入ってきて空気が変わって、そのあとのてごますの登場でまた空気が変わってぴんと張り詰めたようになった中でまっすぐに立つふたりが、これから仕事をする大人の男のかっこよさにあふれていたのも印象深くて。かっこよくて実力もあるとは思ってたけど予想以上に大人の男になってたのねーって感覚。それに対してわたしたちファンはふたりにどう映ったかな。ふたりに添うように成長できてるんだろか。できてるといいな、と思いつつも毎回ふたりから幸せや勇気をもらうばかりだなーって思ったり。ただ、バクステからステージに戻った時にてごしさんが振り返って客席をすごく幸せそうに愛おしそうに見つめていたあの表情を思い出すと、あの優しい顔を向けられるてごますファンてほんとに幸せだなって、美しすぎる陶器肌と共に鮮烈に思い出すよ。ざっくりと言った割に長くなっちゃったけど、ライブ冒頭のふたりのセリフ通り、ライブを見た人すべてにとって何年経っても色褪せない大事な一日になったことは揺らがない事実なんだろうなと思いながら、今日もその余韻だけで当たり前の何気ない一日でも背中を押されて生きていける気がしてる。